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保育士入門 派遣保育士とは

保育士とは、「保育士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者」とされている、国家資格です。
保育の仕事は、社会的にニーズが高く、働く場所も多様化し、今大変人気のある仕事。これからこの仕事についてみたい!という方に向けて、保育士になるための方法を分かりやすくご紹介致します。

正社員保育士として働きたいけれども、長時間労働のうえ激務、さらに給与も低い・・・。家事や育児と両立したい方や、介護を担っている方、夫の転勤が多い方など、二の足を踏んでいる方は多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめの就労形態が「派遣保育士」という働き方です。ここでは雇用形態の違いや働くうえでのメリット・デメリットをご説明。選択肢の一つとしてお考えください。

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正社員と派遣社員の違い

正社員 派遣社員
雇い主 保育園などの職場 人材派遣会社
給与支払い 保育園などの職場 人材派遣会社
雇用期間 無期雇用 有期雇用
※原則3年が限度
社会保険・
福利厚生
保育園などの職場の規定が適用 人材派遣会社の規定が適用
業務上の
指揮命令
保育園などの職場 保育園などの職場

正社員と派遣保育士のも最大の違いは雇用主。正社員は保育園から直接雇用されますが、派遣社員は人材派遣会社から保育園に派遣されます。
実際の業務上の指示や命令は派遣先である保育園ですが、給与の支払いや社会保険・福利厚生の適用範囲は派遣会社の規定が反映されます。
基本的に業務内容は大きく変わりませんが、派遣社員の場合は勤務時間や期間が設定されているため、補助的な役割が多くなります。規定外のサービス産業や持ち帰り仕事をさせてはいけないのが原則です。

派遣で働くメリット

●基本的に決められた業務内容と時間内で働ける
正社員保育士の場合、通常の保育業務だけでなく、書類作成などの事務仕事もこなさなければなりません。時にはサービス残業をしたり、持ち帰って対応したりしなければならないこともあるでしょう。
一方、派遣保育士の場合、事務仕事はほとんど発生せず、サービス残業は違法。もし園の都合で残業が発生した場合は、残業代が支払われます。
ご自分で決めた業務内容や勤務時間を守ることができるのです。

●ライフスタイルに合わせられる
家事や育児との両立を望む方や介護を担っている方、またご自身が病気等で治療中の方、夫の転勤が頻繁にある方など、その人のライフスタイルは十人十色です。そんなライフスタイルに合わせて契約時に働き方を決められるのが、派遣保育士の最大のメリットです。

●人間関係の煩わしさがない
保育士の働きやすさの指標は、ほぼ人間関係が占めていると言ってもいいほど。それだけ重要ですし、ストレスの原因になることもあります。正社員同士はあらゆる場面でコミュニケーションを密にする必要がありますが、派遣社員は一歩引いて職場の人間関係を見つめることができます。職場の人間関係にどっぷり浸かる必要もありません。もし自分に合わないと感じたら派遣元に相談し、契約期間を過ぎたら職場を変更してもらうことも可能となります。

●紹介予定派遣で正社員になることもできる
最初は派遣保育士として働き、一定期間後に合意があれば正社員として雇用されるのが紹介予定派遣です。保育園の雰囲気や人間関係をよく見極めてから正社員になりたいという方にはおすすめです。

派遣で働くデメリット

●やりがいを求めたりキャリアアップしたりすることが難しい
派遣保育士の立場では、責任ある仕事を任されることはないですし、園の企画や改善点など意見を言いたくても言えない立場にあるでしょう。責任あるポジションに就いてやりがいを求めたい方には向いていません。

●安定した雇用の保証がない
派遣社員の契約期間は基本的に3年間。更新のタイミングで再契約してもらえることが多いですが、その前に契約を終了させられてしまうこともあります。長期に安定した雇用が保障される正社員なら、そのような心配はありません。

●正社員の待遇とはまだまだ差がある
基本的に契約社員はボーナスの支給や昇給昇格が無いケースがほとんど。交通費の支給さえ無い場合もあります。退職金も期待できません。病気の治療のために長期休職することもままならないでしょう。長時間労働や休みの取りにくさ、両立のしにくさはありますが、給与その他の待遇面では、まだまだ正社員の方が上なのが現実です。

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